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ファミキャンテント大作戦(8)の続きです。
「ロゴスのツールームテントがええんちゃう?」
と言うトコロに行き着いたまかなおさん。
え?
どうして、
コレッ!て言い切らなかったのかって?
ふふっ。
ロゴスさん、ツールームテントを
うじゃうじゃと市場投入してるからですよ!
ロゴス neos リンクドゥーブル Type-M一番安いの。
ロゴス neos リンクドゥーブル 3254FR-L-NAType-Mのナチュラムオリジナルっぽいモデル。
ロゴス neos PANELドゥーブル480-Lロゴス風スタンダード2ルーム(小)
ロゴス neos PANELドゥーブル540-Lロゴス風スタンダード2ルーム(大)
ロゴス クイック2ルームドーム475-LQUICKシステム&2ルーム
ロゴス neos プレミアム2ルームドーム-Zプレミアムなロゴス風2ルーム(竹)
ロゴスプレミアムPANELドゥーブル520-Lプレミアムなロゴス風2ルーム(松)
なぜかナチュラムさんで見つからないですが、こんな↓外観の
◆
neos PANELプラトー2ルーム 300 というのもあります。
なんてことをしてくれる!
ただでさえ最長連載記録更新中(当ブログ比)の”ファミキャンテント大作戦”がまだ伸びるじゃないか。
...さっさと終わらせて次行けや、という声は、当然のように
聞こえないふりをします。
さて
何故、ロゴスがうじゃうじゃとツールームテントをラインアップしているのか?
毎度おなじみ妄想タイムです。
(この
ブログの目玉ですので、あきらめてついて来てください。)
ファミキャン向けテント市場をもう一度振り返ってみましょう。
この市場には、まず圧倒的な
王者コールマンが鎮座しています。
専門店からスポーツ量販店、ディスカウント店まできめ細かく展開し、高品質なウェザーマスターからリーズナブルなBCドームまで、変幻自在なラインアップを誇ります。
テントにかぎらず、ライトな(本気の山登り向けじゃない)アウトドアユースでは、全方位でラインナップを網羅しています。
ユーザーとしても買いやすく、コールマンがお気に入りのブランドだっていう方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
なんせこのコールマンって会社、圧倒的な市場占有率を握っているにもかかわらず、
価格と品質のバランスが絶妙なのです。
他の会社が普通の”ちゃんとしたもの”を製品化しようとすると、コールマンが同等のモノを
「これぐらいで売らないと儲けが出ないなぁ」というお値段で既に投入してる。
ナニゲないことですが、これをあの
商品開発力と店舗展開規模と営業力でやられると、対抗しようとするほうはとってもしんどいハズなのです。
「あ、そういうの、コールマンさんで間に合ってますので。」
このコメントで商談が
ウチキリです。
きっと、枕を涙でぬらした他社の営業マンは
ゴマンといるハズです。
「普通にちゃんと作っただけでは、他社はお店に並べてもらうのも一苦労」なのです。
この状況を、超ハイスペック路線に舵を切って成功したのがもう一方の雄、
スノーピークです。
スノーピークは、コールマンの誇る「価格と品質の絶妙さ」を逆手にとり、
”不必要なほどの高品質”で”エラい高価”路線というカタチで特色を出すことに成功したメーカー、というふうに見えるのです。
その戦略が当たったことにより、当初対抗すべき武器を持たず、苦渋をなめた結果としてコールマンが生み出したのが「マスターシリーズ」じゃないかと思うのです。
マスターシリーズは、通常の利用シーンを考えるとコールマンにとって
”ハイスペックすぎるし、お値段も高すぎる”けど、スノーピークが支持されているマーケットが立ち上がった以上、
投入やむなしと判断した製品群なのだと思うのです。
コールマンのマスターシリーズは、
”ハイスペック・コールマン”と一般に捉えられていますが、まかなおさんの見方はちょっと違います。
コールマンのプロダクトにおいて、その
ブランドの立ち位置が「品質と価格の絶妙なバランス加減にある」とするならば。
マスターシリーズは、
「普通に必要な品質のモノを、リーズナブルに提供するという
いつもの絶妙さは、持っていませんヨ宣言」
に他ならないと思うのです。
あの明確にテイストの違うパッケージは
「わかってる人だけ買ってください。」とアピールしてるのだと思うのです。
「これ、普通に考えると過剰品質だよなぁ」と苦笑しながらなかの人が開発しているのではないかとさえ思うのです。
...めちゃくちゃ脱線しました。
結局、まかなおさんが何を言いたいかというと
「普通に作るとコールマンとガチンコ、ハイクラスにはスノーピークがガッチリ」
というのがファミキャンテント市場だと思うのです。
あとは
「価格勝負」が残されていますが、低価格が理由で選ばれると言う立ち位置ほど、メーカーにとって危ういモノはありません。
何故なら、”低価格であること”が選ばれる理由の場合は、もっと価格が安い他社のプロダクトがでてきた瞬間、
選ばれる理由を失うからです。
だからといって、価格競争を続けると、いずれどうやっても限界が訪れます。時間の問題です。
価格勝負はジリ貧確定。普通に作るとコールマンだよね、と言われ、ハイクラスも埋まってる。
...この状況で重要なのは
”普通のモノを作らない”ということに尽きるのです。
ロゴスの
「ロゴス風・ツールームテント」は
この
”普通のモノを作らない”という戦略が当たったのじゃないかと思うのです。
その結果として、
”ロゴス・ザ・パラダイス”化しているんじゃないかなぁと。
パラダイス?
なんやそれ?
その理由は?
...まて次号!
(続く)
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