レイクタウンでつかまえて(6)

まかなお

2014年05月05日 21:28

(5)のつづきです。(1)はこちら
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《業務連絡》
ナチュラムさん!
PCブラウザの投稿画面で「投稿する」を押した後、本当に投稿しますか?の確認画面を出さない仕様に変えたのは、どう考えても改悪なので、せめて選べるようにしてください!

タッチパネル対応のWin8マシンを使っていると、妙に誤爆での公開が発生します。
すぐに下書きに戻して、事なきを得るものの、ブログ村へは公開扱いとなるのがいやんな感じ。
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さて、大問題作(当社比)である(5)の続きです。

実は、「スノーピークプライスが、どうして成立しているか」という
業界の暗黙の了解について、まかなお芸(妄想)を長々と書いていたのですが

書けば書くほど、
業界人でもないのに業界から消されそうな内容
となってしまったので、さっくりと削除しました!

ご了承ください!


代わりに、昨年8月3日号の週刊東洋経済のアウトドア特集から、ちょっと引用してお茶を濁しておきます。

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1990年代後半に経営危機に陥った末、山井社長が考えたのが、流通チャネルを量販店に広げる「量的戦略」ではなく、流通を絞る「質的戦略」だった。

問屋を通して1000店に卸していた流通網を4分の1の250店舗まで一気に縮小。他社商品と比較できる専門店にこだわり、熟練の専門スタッフによる対面販売でブランド価値を上げた。

コールマンなどが得意とする量販店を使った大量販売とは一線を画したわけだ。
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ということで(?)

スノーピークのプロダクトは、(どうやっているかは知りませんし、妄想を書くのは自粛しますが)基本的に”一切値引かない”ということが前提となっているため、値上げせずに販売を終了させる&値上げ型番を用意して投入するという技を使うことで、いざと言うときに、旧型番品で値引き行為なしで価格を下げられるのです。

スノーピークにとっては、自らの戦略の大前提となるルールを、自ら破ったりしないことが、何よりも重要だと思うのです。

ふう。

まかなおさん、実はランドベースとかトルテュとか気になっていたりするので、「声をかける前からスノーピーク社のブラックリスト入り」は避けたいのです!


...お待たせしました!

で、ようやくコールマンサイドのお話です。



「タフワイドドーム」は、コールマンのテッパンスタンダードテントです。

※頭にBCとついているテントシリーズは、コールマン的には、スタンダードではなく、あくまで廉価モデルの扱いです。

コールマン・ザ・スタンダードテントは、あくまでも「タフワイドドーム」なのです。

コールマンはコールマンで、コールマン・アウトドア・ワールドの入り口となる重要アイテムの「タフワイドドーム」で、ライバルメーカーに負けることは絶対に許されないのです。

ただ、コールマンは、スノーピークとは違う条件があります。

「あくまでセルフ販売でも、きちんと売れる必要がある」ということです。

アウトドア専門ショップからスポーツ店、そしてホームセンターからディスカウントストアに至るまで広範囲に展開するコールマンは、その広大な流通網から、スノーピークのような専従スタッフによる高等テクニックに頼ることはできません。

利益確保も単品勝負なのです。

コールマンは、急激に進んだ円安のなか、何とかして、タフワイドドームの値上げ率を抑えるべく奮闘した結果が、主力テントの「生産国&工場変更」だったのです。

原産国:中国 のタフワイドドームIII


MADE IN VIETNAM のタフワイドドームIV


コールマンは、タフワイドドームの後継品を、人件費の高騰が続く中国での生産を取りやめ、まだ比較的人件費が安いベトナムでタフワイドドームのラインを立ち上げたという訳です。

まかなおさんはさらっと一行で書きましたが、「国を超えて主力製品の生産工場を移管する」のは、ものすごい労力を必要とすることを知っています。

だからこそ、コールマンの”できるだけ買いやすい価格を維持するための真っ当で真摯な努力”には、感心するしかないのです。

タフワイドドームIVは、円安・資材高・中国の人件費高騰という三重苦の中、求められる性能をきちんと維持しつつ、できるだけコスト削減に努めた、入魂の作品なのです。

その今回のコストダウンには、残念ながら「キャノピーポールの別売り化」という、明らかな仕様削減も含まれています。

まかなおさんも、残存する旧品の在庫を買うことができるなら、タフワイドドームlllのスタートパッケージの方が、価格的にも仕様的にもお得だとは思います。

しかし、コールマンのタフワイドドームIVの本体価格が、スノーピークのアメド本体の、小幅な値上げ価格と、ほぼ同じ価格を実現しているのは、素直に「すごいなぁ」と思うのでした。

その地道なコストダウンの成果は、実はスタートパッケージでアメド+マットシートセットと比較した時に、確かに強い武器となっているのです。


Coleman(コールマン) タフワイドドームIVスタートパッケージ

ナチュラム価格39,630円
(税込42,800円)






スノーピーク(snow peak) アメニティドーム+アメニティドーム マット・シート

ナチュラム価格43,600円 
(税込47,088円)





今年もコールマンVSスノーピークの直接対決の行方から、目が離せないまかなおさんなのでした。

※追記:エントリー投稿時、かなり酔っぱらい状態だったので、意味不明の部分や誤入力たくさんありこそっと修正。

(続く)


スノーピーク・愛(?)




今回、マジメすぎじゃね?と思ったりしたら押す。

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