2013年09月24日
ロゴス・パラダイス(7)
※(6)の続きです。 (1)はコチラから。
大変にお待たせしております。
はやくロゴパラをやっつけないと何も書けないというのはわかっていつつ、パソコンの前で作業する時間がとれないまま9月の二回目の三連休が終わろうとしております。
これはヤバい!
と、ブログのために買ってきた秘密兵器
スマホ専用キーボード(投げ売り価格880円)を駆使して、更新です!
--------------
まかなおさん家のテント、最大の課題とは?
こちらの写真をご覧ください。

こないだの週末、あさまの森で撮影したものです。
あいにくの雨が降っていました。
お気づきですか?
このPANELシステムの構造では、PANEL部に降った雨水が、フライシートのメッシュ部分にボタボタと垂れるようになっているのです!
...その辺の事情は解ります。
形状として、
お椀をひっくり返して、跳ね上げドア状にキレコミを入れて持ち上げた格好になっているためです。
「まぁ、このフレーム構造なら、これはしゃあないなぁ。」
と思っていたまかなおさんでした。
ですが。
プレミアムPANELグレート様では
スノーピーク社のアメニティドームっぽい手法を用い
従来のフレーム構造に加えて、
もう一本、PANELシステム用のフレームを通すことでこのモンダイを解決していたのです。

それがこの写真の、黄色いフレームです。
Yさんによると
「ポールの色で間違えないように、赤いポールと黄色いポールにした」そうですが
そりゃそうです。
うちのプレミアムじゃないPANELドゥーブルには
テント本体用のポールは、一種類しかないのですから!
もともと、PANELシステムは、ペケ状のフレームをキャノピーに採用するというアイディアをカタチにしたものです。
これは、シロウト目にも、実際に使ってみてもなかなかステキなのです。
キャノピーポールを取っても跳ね上げハッチ式出入口として使えるトコロや
中央部に雨水が溜まらないトコロや
それなりに大きいタープとして使えたりするトコロはかなりいい感じです。
しかし、良いトコロだけではありません。
代償として、PANEL用フレーム二本分の重量が加わっているために
テント側のメインフレームとPANEL部を離すことが設計上難しいのだと思われます。
それが、メッシュポタポタにつながるってんだと思うのです。
でも、ロゴス開発陣は、せっかくのPANELにシステムに、こんなオミソをつけたままにしておくのは悔しかったのでしょう。
PANELシステムの魅力を生かしたまま弱点を克服する手段として
PANELシステム専用フレームを加えるコトで、PANEL部を従来よりより外側にハリ出させることを実現したのです。
プレミアムモデルならではの荒業です。
軽量で強靭な超超ジュラルミンを使うことを許されたテントの特権です。
この構造とすることで、プレミアムPANELドゥーブル様は、
アメドで言う広い前室と、リビングと、寝室のいわば3ルーム化したとも言えるのです。
3ルームは言い過ぎですけど。
プレミア〜厶だからできるボウキョにハギシリしつつ
このジュラルミン製ポールをニラみ付けます。
!!
あ、これは完全にズルい!
当然かも知れませんが、ジュラルミン製のポールには
ポールとポールの間に継ぎ目がないのです。
もう一度先ほどの写真をご覧ください。

フレームの黒いポールに、スチールの継ぎ目があるのがわかりますか?
Yさんによると
この継ぎ目は、ポールの素材にグラスファイバーを使う以上、しょうがないのだそうです。
でも、この継ぎ目が、設営の際にスリーブの縫い目に引っ掛かることがママあるのです。
何を隠そう、まかなおさんが考える
ロゴスの”ロゴス風低価格ツールーム”の最大のモンダイは、
ツールームでありながら、2万円~3万円台の価格を実現するために、グラスファイバー製のポールを採用していることなのです。
この弱点ことは、ロゴスの開発陣自身が一番自覚していたのでしょう。
ロゴス風ツールームのコンセプトを
(ロゴスなりに)カネに糸目をつけずに開発したらこうなる。
そのアカシとして、ジュラルミンで継ぎ目のないポールを装備してきました。

(しかも、このポールのシームレス化は、表だってのアピールはしていません。
なんせ、スタンダードなツールームが売れなくなるモロハの剣だからです)
「本気でちゃんと作ったら、できるんだよ、実はね。」
これをやり遂げたのが、2014年のプレミアムなテントシリーズだと、まかなおさんは感じたのです。
このプレミアムテントシリーズは、
フロアシートの防水性能が10,000mm
フライシートの防水性能は 3,000mm
です。
コメントにも頂きましたが、これは、コールマンのウェザーマスターテントとスペック上は同じです。
ロゴスは、このプレミアムシリーズを投入する理由として、こういう理由をあげています。

80年代にロゴスデビューをして、もう一度やってみようという方、時間の余裕がある方に向けたシリーズだと。
これらのプレミアムテントは、他社の高級テントに対抗するために作られたものではないのです。
「ロゴスでええのんつくったら、それ買ったるから」
あくまで、ロゴスファンのためのテントなのです。
この、プレミアムPANELグレートドゥーブルのお値段は74,000円(税抜)
※2014年1月訂正:確かに会場での表示価格は74,000円でしたが、実際の販売開始されたら79,000円に値上がりしていました。円安恐るべし。
ぶっちゃけ、うちのテントの実質的な購入価格からすると、3倍以上のお値段ですが、
コールマンのウェザーマスターツールームの小さい方の7掛けでもあります。
なかなかゼツミョウです。
ロゴスの戦略として、このプレミアムシリーズは、直営店含め、全国で50店舗のみの展開となるそうです。
これぐらいの価格になると、競合するテントなど、他の選択肢も多いのはまちがいないトコロですが、それでもあえて、全力でプレミアム化させて「究極のロゴス風ツールーム」を投入してくるその姿勢は素晴らしいと思うまかなおさんでした。
(続く)

ロゴス プレミアム PANELグレートドゥーブル XL-N
ついに発売!プレミアムでグレートなやつ(2014年1月追記)
↑今回長くね?と思ったりしたら押す。
大変にお待たせしております。
はやくロゴパラをやっつけないと何も書けないというのはわかっていつつ、パソコンの前で作業する時間がとれないまま9月の二回目の三連休が終わろうとしております。
これはヤバい!
と、ブログのために買ってきた秘密兵器
スマホ専用キーボード(投げ売り価格880円)を駆使して、更新です!
--------------
まかなおさん家のテント、最大の課題とは?
こちらの写真をご覧ください。

こないだの週末、あさまの森で撮影したものです。
あいにくの雨が降っていました。
お気づきですか?
このPANELシステムの構造では、PANEL部に降った雨水が、フライシートのメッシュ部分にボタボタと垂れるようになっているのです!
...その辺の事情は解ります。
形状として、
お椀をひっくり返して、跳ね上げドア状にキレコミを入れて持ち上げた格好になっているためです。
「まぁ、このフレーム構造なら、これはしゃあないなぁ。」
と思っていたまかなおさんでした。
ですが。
プレミアムPANELグレート様では
スノーピーク社のアメニティドームっぽい手法を用い
従来のフレーム構造に加えて、
もう一本、PANELシステム用のフレームを通すことでこのモンダイを解決していたのです。

それがこの写真の、黄色いフレームです。
Yさんによると
「ポールの色で間違えないように、赤いポールと黄色いポールにした」そうですが
そりゃそうです。
うちのプレミアムじゃないPANELドゥーブルには
テント本体用のポールは、一種類しかないのですから!
もともと、PANELシステムは、ペケ状のフレームをキャノピーに採用するというアイディアをカタチにしたものです。
これは、シロウト目にも、実際に使ってみてもなかなかステキなのです。
キャノピーポールを取っても跳ね上げハッチ式出入口として使えるトコロや
中央部に雨水が溜まらないトコロや
それなりに大きいタープとして使えたりするトコロはかなりいい感じです。
しかし、良いトコロだけではありません。
代償として、PANEL用フレーム二本分の重量が加わっているために
テント側のメインフレームとPANEL部を離すことが設計上難しいのだと思われます。
それが、メッシュポタポタにつながるってんだと思うのです。
でも、ロゴス開発陣は、せっかくのPANELにシステムに、こんなオミソをつけたままにしておくのは悔しかったのでしょう。
PANELシステムの魅力を生かしたまま弱点を克服する手段として
PANELシステム専用フレームを加えるコトで、PANEL部を従来よりより外側にハリ出させることを実現したのです。
プレミアムモデルならではの荒業です。
軽量で強靭な超超ジュラルミンを使うことを許されたテントの特権です。
この構造とすることで、プレミアムPANELドゥーブル様は、
アメドで言う広い前室と、リビングと、寝室のいわば3ルーム化したとも言えるのです。
3ルームは言い過ぎですけど。
プレミア〜厶だからできるボウキョにハギシリしつつ
このジュラルミン製ポールをニラみ付けます。
!!
あ、これは完全にズルい!
当然かも知れませんが、ジュラルミン製のポールには
ポールとポールの間に継ぎ目がないのです。
もう一度先ほどの写真をご覧ください。

フレームの黒いポールに、スチールの継ぎ目があるのがわかりますか?
Yさんによると
この継ぎ目は、ポールの素材にグラスファイバーを使う以上、しょうがないのだそうです。
でも、この継ぎ目が、設営の際にスリーブの縫い目に引っ掛かることがママあるのです。
何を隠そう、まかなおさんが考える
ロゴスの”ロゴス風低価格ツールーム”の最大のモンダイは、
ツールームでありながら、2万円~3万円台の価格を実現するために、グラスファイバー製のポールを採用していることなのです。
この弱点ことは、ロゴスの開発陣自身が一番自覚していたのでしょう。
ロゴス風ツールームのコンセプトを
(ロゴスなりに)カネに糸目をつけずに開発したらこうなる。
そのアカシとして、ジュラルミンで継ぎ目のないポールを装備してきました。

(しかも、このポールのシームレス化は、表だってのアピールはしていません。
なんせ、スタンダードなツールームが売れなくなるモロハの剣だからです)
「本気でちゃんと作ったら、できるんだよ、実はね。」
これをやり遂げたのが、2014年のプレミアムなテントシリーズだと、まかなおさんは感じたのです。
このプレミアムテントシリーズは、
フロアシートの防水性能が10,000mm
フライシートの防水性能は 3,000mm
です。
コメントにも頂きましたが、これは、コールマンのウェザーマスターテントとスペック上は同じです。
ロゴスは、このプレミアムシリーズを投入する理由として、こういう理由をあげています。

80年代にロゴスデビューをして、もう一度やってみようという方、時間の余裕がある方に向けたシリーズだと。
これらのプレミアムテントは、他社の高級テントに対抗するために作られたものではないのです。
「ロゴスでええのんつくったら、それ買ったるから」
あくまで、ロゴスファンのためのテントなのです。
この、プレミアムPANELグレートドゥーブルのお値段は74,000円(税抜)
※2014年1月訂正:確かに会場での表示価格は74,000円でしたが、実際の販売開始されたら79,000円に値上がりしていました。円安恐るべし。
ぶっちゃけ、うちのテントの実質的な購入価格からすると、3倍以上のお値段ですが、
コールマンのウェザーマスターツールームの小さい方の7掛けでもあります。
なかなかゼツミョウです。
ロゴスの戦略として、このプレミアムシリーズは、直営店含め、全国で50店舗のみの展開となるそうです。
これぐらいの価格になると、競合するテントなど、他の選択肢も多いのはまちがいないトコロですが、それでもあえて、全力でプレミアム化させて「究極のロゴス風ツールーム」を投入してくるその姿勢は素晴らしいと思うまかなおさんでした。
(続く)

ロゴス プレミアム PANELグレートドゥーブル XL-N
ついに発売!プレミアムでグレートなやつ(2014年1月追記)

Posted by まかなお at 01:11│Comments(4)
│スペシャル
この記事へのコメント
雨だれより パネル部のポールが スリーブ部の穴から 外れている事が気になる・・・・・^^;
ポールね~ 確かに 気になるって言えば 気になる こればかりは お値段以上には なれないのね~
ポールね~ 確かに 気になるって言えば 気になる こればかりは お値段以上には なれないのね~
Posted by ぷにゃぷにゃ at 2013年09月24日 18:55
ぷにゃねぇさん。
あ、これ写真が悪かったです。
ここが外れることはあんまりありませんので、見なかったことにしてください。
ポールは、別に重くてもグラスファイバー製でもワタクシ的にはかまわないのですが、”継ぎ目がスリーブにひっかかる”という一点において、新作にココロ惹かれているのです。
あ、これ写真が悪かったです。
ここが外れることはあんまりありませんので、見なかったことにしてください。
ポールは、別に重くてもグラスファイバー製でもワタクシ的にはかまわないのですが、”継ぎ目がスリーブにひっかかる”という一点において、新作にココロ惹かれているのです。
Posted by まかなお
at 2013年09月24日 20:17

グラスファイバー 1本物なら 継ぎ目が無いよ(^_^)v
Posted by ぷにゃぷにゃ at 2013年09月24日 21:10
ねぇさん、それでは運搬できないです。
Posted by まかなお
at 2013年09月25日 00:19
