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2013年09月05日

ファミキャンテント大作戦(完)

ファミキャンテント大作戦(10)のつづきです。
-----------------
【お知らせ】
今回、特にまかなお芸(妄想)成分が濃くなっております。
そういうのがちょっとニガテな方はそっとブラウザを閉じていただきますよう、お願い申し上げます。

ちゃんと事前に言いましたよ!
-----------------

コールマンが、ロゴスののツールームテントをマネられない理由とは。

思わず、イミシンな終わり方で引っ張ってしまいましたが、なんのことはありません。
まかなおさんと一緒に、順を追って確認していただければ、なーんだ、とご理解いただける話です。

もちろん、ワナかもしれません!

ご注意ください。


まず、ロゴスのロゴス風ツールームテントですが、”二つの要素”で成り立っています。
二つの要素、と言っても、「寝室とリビング」という訳ではありません。

一つ目は、プロダクト。いわゆるテントそのものです。
立てやすい(ロゴス談)ドーム型で、寝室部とちょい小さ目のリビングスペースとして、スクリーンタープ部を備えたツールームテントです。

二つ目は、プライス。いわゆるお値段、価格設定です。
これをコールマンのスタンダードドームテント(ぶっちゃけるとタフワイドドーム)と同じ程度で売れるようにしています。

あとは、プレイス(売り場)とプロモーション(宣伝)で、いわゆるマーケティングの4Pの要素が揃います。
完全に余談です。メクラマシです。ふふっ。

...ここまではよろしいでしょうか。

コールマンは、「ロゴス風のツールームテント」と言うプロダクトのコンセプトはマネることはできたとしても
コールマン”自体”が、それをド定番テントと同じような価格で売り出す訳にはいかないのです。

なるほど!
と思った人はちょっと鋭い。

コールマンは、その強大な業界に対する影響力ゆえに
コールマン自体が、そういうものを市場に提案して、

「こういうの、全然アリよ~!」

と認めてしまうことはできないのです。

なぜなら、今、コールマンがテントとタープを売りまくっている勝利の方程式
自らぶっ壊すことにホカならないからです。

もう、おわかりでしょう。

業界支配力のあるブランドやメーカーに共通する弱点(コールマンに限りません)とは

自分達のメインプロダクトが売れる仕組みを脅かす戦略や戦術を
自ら実行することにどうしてもオクビョウになってしまうということ
なのです。

”オクビョウ”と書いたのは、それは”出来ないことではない”からです。

しかし、一般のカイシャでそういう挑戦を行うには
モノスゴイ覚悟と、チミツな分析と、最上層部の判断、これらが三つとも必要です。

たまにものすごいスキルを持つ経営者が、その手の話を聞いた瞬間に直感で「ヤバい」と判断して、
瞬時に手を打つ判断をする、ということもありますが、そんなことは基本的にはドラマの中だけです。

よって、普通は”それはできないこととする”か、判断すること自体を先延ばしにしてしまうのです。

コールマンの場合の”もし”を考えてみましょう。

もし、コールマンが
「タフワイドなツールームとタフワイドなワンルーム、どっちにする?同じぐらいの値段だよ?」
という提案をしてしまうと、とくに初心者層を中心に

そりゃ、おっきいほうがオトクじゃね?

となります。

当然のように、スタンダードなタフワイドドームおよび、BCドームの売上が大変なことになります。

実は、そんなのは序の口です。
ここでよりシンコクな問題が発生するのです。

これまた店頭で大人気、売れまくってるドームテントと繋がるスクリーンタープが、当然ながら全く売れなくなるのです。

考えたくもないハズです。

コールマンにて、ロゴス並みのお値段で設定されている、唯一のツールームテントは、

Coleman(コールマン) 2ルームドーム/240
Coleman 2ルームドーム/240

29,800円。ロゴスをイシキしてる?




どことなくロゴス風味ですが、どうにも小さく、3人しか寝れません。

これにするんだったら、タフワイドドームを買って、スクリーンキャノピージョイントタープ買った方がいいですよ。

Coleman(コールマン) スクリーンキャノピージョイントタープII+リゾートチェア2×テーブルウェアセット【お得な3点セット】
Coleman スクリーンキャノピージョイントタープIIとかイロイロセット

限定のイロイロセット。





一般のファミリー層に対しては、そのセールストークをするためだけの存在にみえるのです。

こういう視点で見てみると、コールマンのコシが引けていることが良くわかるのです。

コールマンは、スタンダードなドームテントに、スクリーンタープを連結してもらうというトレンドをとても大事にしているのです。

ある意味、聖域なのです。

一方、ロゴスとしては、自社のスクリーンタープの売上に必要以上にこだわる必要はありません。

なんせ、ロゴスさん

タープ・スクリーン部門の売上では

堂々の2位に

ファミキャンテント大作戦(完)
※ロゴススマートショウ 2014のテーブル上の資料より

スペースベース デカゴンが
ファミキャンテント大作戦(完)
ランクインするぐらいですから!(金額ベースランキングですけどね。)

ロゴスの他のタープは、トップのロゴスショップでのデモ定番品のクイックパネルI-LINKスクリーンを除いて、流石にバカスカ売れるとは思えないデカゴンより売上規模が小さいのです。

だからこそ、ロゴスは、正直、こういうの、アリなんじゃね?と素直にツールームを開発することができますし、コールマンがチュウチョしているのをみて、ここぞとばかりに大繁殖し、この世の春を謳歌しているのです。


そして、まかなおさん家には

そんなうじゃうじゃ繁殖したロゴスのツールームの

イチオシのPANELシステムが「なんかステキそう」なので

それが付いてるスタンダードモデルの小さくてお安い方。


ロゴス(LOGOS) neos PANELドゥーブル480-L
ロゴス(LOGOS) neos PANELドゥーブル480-L

まかなおさん家のテントです。





ロゴス neos PANELドゥーブル480-L
「買い替え前提で買えるぐらいお安くて、荷物置きもあって、なんとなく勝った気がする」テントとして装備されたのでした。

ファミキャンテント大作戦(完)

サイトはこんな感じです。

(終)

◆あとがき◆
その20まで続くと思われてしまったのがもうショックでショックで(笑)

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この記事へのコメント
予想外の展開でした(^_^)

テントではなくシリーズ完結がですがです。

まかなおサンのテントはとても良い選択ですね 車中泊?と買い替えも視野に入れつつもツールームを決断(^^)

ロゴスのテントの色の使い方は凄く素敵ですよ!

次のシリーズも楽しみにしています(^_^)/
Posted by あしゅまろ at 2013年09月05日 22:24
あしゅまろさん

毎度ありがとうございます。
基本的には、宣言通り一部はしょってはいますが、予定どおりの着地です。

終盤の「なんとなく勝った気がする」理由を、なんとなくじゃなく紐解いてみたかったのです。

次?
どうしようか悩み中です。
Posted by まかなおまかなお at 2013年09月05日 22:42
今回も楽しめました(^^)

当たらずして 遠からず(チョイ辛口に)(笑)

良い選択しましたね(*^_^*)
サイズ的にも まかなお家のスタイルにも 合っていると思います

各メーカーは ライバルでも有り 共存する仲間でも有るのです
そのバランスが崩れると 各メーカー共倒れ
なので この分野はこのメーカー それはこっちのメーカーねっ(^^)
みたいな所が有るのです
サイズにも メーカーごとの 1人あたりの居住面積も違うのですよね~

それでは ロゴス新作発表会のレポ
すご~く 楽しみに待ってます

只の キャンプ好き おばちゃんより~(*^_^*)
Posted by ぷにゃぷにゃ at 2013年09月05日 23:31
高級そうなスリーピースのスーツに、銀縁メガネと白髪交じりの立派な口ひげを蓄えた経営者が、革張りの社長イスに座り、重厚な木目の机に両肘をつきながら、鋭い眼を光らせて決断する・・・というような光景を想像させるようないつも通りの長い前置きに対して、

け、結論出すのが淡白すぎる!!!www

ま、そんなところも楽しめましたwww
Posted by ペロティ at 2013年09月05日 23:36
こちらのコメントでは始めましてです。
毎度まかなおさんのブログ楽しみにしています。

そして、テント編完結おめでとうございます( ´ ▽ ` )☆

色んな意味でハラハラドキドキ読ませて頂きましたよー!

以前の記事でキャンプ道具をゲームのアイテムに例えていた事がものすごく印象的でした。私はまだまだ不足なアイテムが沢山あるのでまかなおさんのように楽しみながら収集していこうと思います。
お疲れ様でした( ´ ▽ ` )そして長々とすみません。
Posted by ゆみえ at 2013年09月05日 23:43
補足!

コールマンの弱点は 本社がUSAで有る事

商品開発はグローバルが対象 
唯一国内向け専用商品で販売許可が出たのは ウエザーマスター 以降やっとぼちぼち日本独自の製品点数が増えてきた感じです

USAにもウエザーマスターが有りますが 別物です(コストコに有りますよね)
開発時期も 一緒だったそうで お互いに エ~~~ッ!って感じだったそうです

以上!



 
Posted by ぷにゃぷにゃ at 2013年09月06日 00:19
このたびは完結おめでとうございます(笑)
タープ探しをしていた時、テントを持っているにもかかわらずうっかり欲しくなってしまったのがこれでした。
思った以上に開放的ですね。
ファミキャン続けるには家族全員が楽しむことが大切ですもんね。
Posted by ai at 2013年09月06日 07:13
ぷにゃぷにゃさん

って、女性の方だったのですか!
勝手にベテランキャンパーナイスミドルを想像してましたので、
これからは隣のおねぇさま的なイメージで書き込みを読ませていただきます。

こないだのロゴスさんの展示会で、案内頂いたベテランの方に業界の規模感をお伺いしたりしたのですが(ええ、めんどくさい客です)
私が事前に想像してたより、アウトドア業界のパイは小さいなぉと。

共存共栄と、隣の芝生を取らなきゃ、がせめぎあってるんだろうなぁと感じた次第です。

テントを調べてるとき、全く日米でラインアップが違うので、驚いたのもこのエントリーのベースです。

タフワイドもウェザーマスタードームテントもないですしね。あちら。

ロゴスレポ頑張ります。

ペロティさん

にやり。

まぁあそこから、個別のスペック比較に行っても鬱陶しいだけですので、言いたい放題妄想して、これ!以上!をめざしました。

楽しんでいただけたのが何よりです。
ちょっと別の終わり方も考えてましたが、展示会で仕入れたデカゴンバカ売れと言うネタがまかなおさん的に大ヒットだったので、差し替えましたww

ゆみえさん

コメントありがとうございます。
長々書いていただいても結構ですよ?むしろ喜びます。

これが正解!ってのはないと思いますので、まかなおさん見たいに妄想しつつ選んだら、余計に使うのも買うのも楽しくなりますよ!

たぶん。

今後ともよろしくお願いいたします。

aiさん

ご丁寧に祝辞を頂きましてありがとうございます。

なかなかお気に入りです。買い換え前提にしてごめんなさい的な。

小さな不満は有りますけど、今のトコロ、満足のほうが勝ってますよ。
Posted by まかなおまかなお at 2013年09月06日 08:15
まかなおさん

やはり 女性とは感じ無いですよね^^;
実際 会社でも 女性扱いされていないので
自他共に認める 思考・感覚は男性的ですのでσ(^◇^;) 

タフワイドドームは 主にアジア(日本・中国・韓国・台湾など)向け用に コールマンジャパンが 開発した製品です
欧米と違い アジアは 高温多湿な地域が多いので テント内を快適にする為に ベンチレーション機能が必須 欧米デザインに近いBCドームは不向きということで 
タフワイドが生まれたのです

スノーピーク・ロゴス・小川キャンパル・キャプテンスタッグは 主に国内向けを中心に 開発している利点が有ります
アウトドア業界は 狭い範囲の中 顧客満足度を上げるべく 頑張っているみたいです
Posted by ぷにゃぷにゃ at 2013年09月06日 10:41
テント編完結 おめでとうございます!

最終話の巻き取りが予想より早くて(妄想が見れなくなると思うと)悲しいです・・・><

つぎは?
つぎは?

焚火台編?ダッチオーブン編?
キャンプ料理のレシピをシリーズ化?
と煽っておきます。(^^)

ついつい毎日覗いてしまうちゃぷ吉でした!
Posted by ちゃぷ吉 at 2013年09月06日 16:08
ぷにゃぷにゃさん

どっかでこっそりブログとかやってませんか?
コールマンの秘密とか。
やってたら、読みにいきたいのです。

タフでワイドなテントは、アジア全般向けなんですね。
なるほど!コールマンジャパンが作ってるので、国内モデルかと思ってました。

ちゃぶ吉さん

終わらせちゃってすみません。
広げるだけ広げてさっと巻き取るのは、大長編ドラえもんの影響です。
日々妄想しっぱなしなのでご心配なく。

またよろしくお願いいたします。
Posted by まかなおまかなお at 2013年09月06日 22:39
あ。おわった。びっくり。
この調子だと20話までいくと思ったのにw

うちのコールマンのテントとスクリーンタープは連結不可なんで、なんとなく負けた気はしますw
Posted by 磯野☆米炊くの助 at 2013年09月06日 22:41
まかなおさん

毎年 2月下旬か3月上旬に コールマンのフィールド新作発表会をやっています
製品の説明は もちろん社員の方々
来年の新作発表会にでも行ってみて下さい
何か収穫が有るかもしれませんよ(^_-)-☆
Posted by ぷにゃぷにゃ at 2013年09月06日 23:16
なるほど~パネルですね

我が家がリンクドゥーブルを購入してちょっとしてからパネルが出たのでちょっと(すごく)気になっていた商品です。
しかも初キャンプの時に通路をはさんだ場所にパネルのテントが我が家の後から建ったので実物も見れてよかったです。
なんと言っても色がいいですよね。
Posted by SAMBALSAMBAL at 2013年09月07日 01:27
週末、大変多忙につき、コメント返信が遅くなりました。

磯野さん

勝った!(キモチだけ)
20話までやってやれないことは無かったですが、本気でビール瓶が飛んできそうな内容になりそうだったので、さわやかに巻き取りました。

ぷにゃぷにゃさん

コールマンのフィールド新作発表会って、行っていいもんなんでしょうか?
裏ルートとかあるなら、こそっと教えてください(笑)

「うちを帝国よばわりした方ですね」と言われたらしんじゃう!

SAMBALさん

そう、パネルなんですよ。
あれはなかなかステキです。ハッチみたいにしてテントに出入りできます。きっと新鮮です!
まかなおさんは、これしかテント知らないのですけどね。
Posted by まかなおまかなお at 2013年09月09日 19:48
あれ、終わった!20話くらい続くと思ったのに(笑)
でも面白かった〜!
ロゴスのツールームテント、良いですね!
やっぱり連結はめんどくさいです。ツールームテント欲しいなぁ・・・
これ、カラーリングも良い感じですね〜。
うちの奥様もロゴスのモノポールテントに惹かれてましたよ!

そう言えばコールマンUKだと大きいツールームテント売ってるんですよね。日本とはラインナップが全然違うのですが、なかなか魅力的ですよ!
Posted by kuroazukikuroazuki at 2013年09月09日 22:53
kuroazukiさん

連結するのは大変かも知れませんが、これはその分、リビングが小さいので、実質的にはウォークインクローゼットと寝室が連結されたテントと言う感じです。

やっぱり、アウトドアなら、開放的な空間で食事とかしたいまかなおさん家にはうってつけでしたが、スクリーンタープをリビングにしようと思うと狭くるしいのではと思います。

こぶりな分、サイトスペースが稼げるのはポイントです。

この辺りを理解した上で、ツールームお試しと割り切るならお値段的にもいいんじゃないかなぁ。
Posted by まかなおまかなお at 2013年09月10日 07:51
 
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