2013年08月07日
ファミキャンテント大作戦(1)
「テントを買うことになるんだったら、きっとこれ買うんだろうなぁ。」
まかなおさん家にアウトドアブームがやって来る前の話です。
何となくそういう予感めいた気持ちになったテントがありました。
そう思った場所は、某イオンにテナントで入るスポーツ店でのこと。
その時は、まだキャンプのオンシーズンに入る前でしたので、あまり面積が広くないアウトドアコーナーに、ふたつのテントが展示設営されていたのです。
ひとつは、コールマンの「タフワイドドーム300EX III」
Coleman タフワイドドーム300EX III
コールマンの大定番テント
もうひとつが、これまたド定番(と後から知った)の「アメニティドーム」です。
スノーピーク アメニティドーム
スノーピークの定番ファミリーテント
みなさんもご存じの、通称「アメド」です。
このアメドが、「テント買うんだったら、これにする気がする」とまかなおさんに予感させたテントでした。
おうちのテレビには、XBOX360もプレステ3もWiiが三台、レコーダーが2台、AppleTVが1台、当然のようにつながっている、超インドア派(当時)のまかなおさん。
それまでは、コールマン以外のアウトドアメーカーの名前は認識しておらず、ましてや、それぞれのメーカーブランドがどういった戦略で展開しているのかなんてちっとも興味がなかったのです。
そんなまかなおさんにとっても、展示設営されていたアメニティドームは、なんともおしゃれで上品なたたずまいを備えており、アウトドアのド素人でもわかるコダワリも感じました。
気になるお値段は29,800円(Mサイズ)。
横で展開されている大手メーカーコールマンの「タフワイドドーム300EX III」と同じお値段です。
店頭のポップには、アメドと一緒に、テントにピッタリの「お得なマット・シートセットが8,000円!」とあります。
スノーピーク(snow peak) アメニティドーム マット・シートセット
おトク?なアメド専用マット・シートセット。
マットとシート、2枚で8000円がおトク?
キャンプ沼にずっぽりハマった後なら、まぁオトクかな?ぐらいには思えますが、”ニトリのマット”が基準だったりすると、全くわかんなかったのが実際のところです。
メーカーは”スノーピーク”。
もちろん、当時のまかなおさんにとっては全く聞いたこともないブランドです。
これ、おしゃれなちょっとイイ感じのブランドの割に、お値段も頑張っているんじゃね?と言うことは理解できました。
まかなおさん家にアウトドアブームがやって来る前の話です。
何となくそういう予感めいた気持ちになったテントがありました。
そう思った場所は、某イオンにテナントで入るスポーツ店でのこと。
その時は、まだキャンプのオンシーズンに入る前でしたので、あまり面積が広くないアウトドアコーナーに、ふたつのテントが展示設営されていたのです。
ひとつは、コールマンの「タフワイドドーム300EX III」
Coleman タフワイドドーム300EX III
コールマンの大定番テント
もうひとつが、これまたド定番(と後から知った)の「アメニティドーム」です。
スノーピーク アメニティドーム
スノーピークの定番ファミリーテント
みなさんもご存じの、通称「アメド」です。
このアメドが、「テント買うんだったら、これにする気がする」とまかなおさんに予感させたテントでした。
おうちのテレビには、XBOX360もプレステ3もWiiが三台、レコーダーが2台、AppleTVが1台、当然のようにつながっている、超インドア派(当時)のまかなおさん。
それまでは、コールマン以外のアウトドアメーカーの名前は認識しておらず、ましてや、それぞれのメーカーブランドがどういった戦略で展開しているのかなんてちっとも興味がなかったのです。
そんなまかなおさんにとっても、展示設営されていたアメニティドームは、なんともおしゃれで上品なたたずまいを備えており、アウトドアのド素人でもわかるコダワリも感じました。
気になるお値段は29,800円(Mサイズ)。
横で展開されている大手メーカーコールマンの「タフワイドドーム300EX III」と同じお値段です。
店頭のポップには、アメドと一緒に、テントにピッタリの「お得なマット・シートセットが8,000円!」とあります。
スノーピーク(snow peak) アメニティドーム マット・シートセット
おトク?なアメド専用マット・シートセット。
マットとシート、2枚で8000円がおトク?
キャンプ沼にずっぽりハマった後なら、まぁオトクかな?ぐらいには思えますが、”ニトリのマット”が基準だったりすると、全くわかんなかったのが実際のところです。
メーカーは”スノーピーク”。
もちろん、当時のまかなおさんにとっては全く聞いたこともないブランドです。
これ、おしゃれなちょっとイイ感じのブランドの割に、お値段も頑張っているんじゃね?と言うことは理解できました。
.....はい!
あれから幾月か経過して、色々とわかって来た(つもりの)今のまかなおさんとしては、これは”メーカーの拡販戦略”と”ショップサイドの販売戦術”が絶妙な仕掛けだったなぁ、と思うのです。
なんでそんなことがわかるかって?
オタクだからですよ!(涙)
さて、アメニティドームとタフワイドドームがわざわざ二つ並んでいる理由です。
(あくまで妄想です。まかなお芸です。)
それぞれのメーカーの、主力定番品ですが、それでも「三万円」というお値段自体は、何も考えずにポーンとだせる額ではありません。
いわば、買うのに「えいっ!」とある程度イキオイが必要なクラスのお値段です。
そのイキオイを演出するための仕掛としてのふたつのテントが配備されていたのです。
展示がひとつしかなかったら、
買うの?買わへんの?ですが
ふたつになることで、
どっち買うねん?となります。
こうすることで、どっちかは買ってもらえるようになるというのがミソです。
そこで、このお店がチョイスしたのが、コールマンのタフワイドドームと、スノーピークのアメニティドームだったのです。
どっちも魅力的で、間違いなくて、かつ「そんな価格はナシやろ?」というほど高い値段でもありません。
それでいて、テントが持つ”キャラクター”が全くと言っていいほど違います。
「このテントは、おいらが自分で選んだんだぜぇ。ワイルドだろ~」といった、"自分で決めた"という満足感をしっかり感じられる完璧なセレクトなのです。
また、こうやって同じ三万円のテントを並べて展示しておくだけで、
「まともなファミリーテントってのは一万円とかでは買えないんだよニャロメ!」
といった強烈な先制パンチもアウトドア初心者に浴びせることができます。
これは
「価格だけ安けりゃイイ、ってお客様はうちではいりません。
でもあんた、ちょっと本気でキャンプ、やってみたいんでしょ?」
「はい!(キラキラとした目で即答)」
という洗礼でもあるのです。
大阪のおっちゃんモードでまとめるとこんな感じです。
---------------
ファミリー向けのテント探してるんか。
実際のところ、三万円ぐらいださなええのん買えへん世界や。しゃあない。
安いってだけで飛びついて、あとでエラいことになるのはいややろ?
まぁ、おっちゃんが教えたる。まかしてや。
まずこれ、あんたも知ってるやろ。コールマン。ド定番で一番売れてる。間違いない。
もひとつ、スノーピークって言う会社、知らんかもしれんけど、ええテントや。
なかなかシャレてる。しかも、ええ生地使こてる。そのワリに、けっこう安いんや。
どっちもなかなかのもんやで。
どっちがええか?
そんなん、にぃちゃんの好きなほうにしたらええわ。
キャンプやってみたいんやろ?ケッコウ楽しいで。
ほな、決めてんか。
---------------
・・・お店の立場で考えてみると、こんなところだろうなぁ、と思うのです。
まかなおさんは、その華麗な戦略にまんまと引っかかった訳です。
1.スノーピークってステキブランドがあるんだぁ。知らなかったなぁ。
↓
2.このアメニティドームってテント、なんか高級そうな割に、こっちのコールマンのスタンダード品と同じぐらいの値段だぞ?
↓
3.キャンプ場行っても、きっとコールマンのテントばっかりだろうし、こっち選ぶのはアリじゃね?
そんな完全に先読みされた通りの思考ルーチンによって、スノーピークと言う会社と、アメニティドームと言うテントの存在が、まかなおさんの頭の中に刻み込まれたのでした。
(続く)
↑やっぱりめんどくさいおっさんだなぁと思ったら押してね。
あれから幾月か経過して、色々とわかって来た(つもりの)今のまかなおさんとしては、これは”メーカーの拡販戦略”と”ショップサイドの販売戦術”が絶妙な仕掛けだったなぁ、と思うのです。
なんでそんなことがわかるかって?
オタクだからですよ!(涙)
さて、アメニティドームとタフワイドドームがわざわざ二つ並んでいる理由です。
(あくまで妄想です。まかなお芸です。)
それぞれのメーカーの、主力定番品ですが、それでも「三万円」というお値段自体は、何も考えずにポーンとだせる額ではありません。
いわば、買うのに「えいっ!」とある程度イキオイが必要なクラスのお値段です。
そのイキオイを演出するための仕掛としてのふたつのテントが配備されていたのです。
展示がひとつしかなかったら、
買うの?買わへんの?ですが
ふたつになることで、
どっち買うねん?となります。
こうすることで、どっちかは買ってもらえるようになるというのがミソです。
そこで、このお店がチョイスしたのが、コールマンのタフワイドドームと、スノーピークのアメニティドームだったのです。
どっちも魅力的で、間違いなくて、かつ「そんな価格はナシやろ?」というほど高い値段でもありません。
それでいて、テントが持つ”キャラクター”が全くと言っていいほど違います。
「このテントは、おいらが自分で選んだんだぜぇ。ワイルドだろ~」といった、"自分で決めた"という満足感をしっかり感じられる完璧なセレクトなのです。
また、こうやって同じ三万円のテントを並べて展示しておくだけで、
「まともなファミリーテントってのは一万円とかでは買えないんだよニャロメ!」
といった強烈な先制パンチもアウトドア初心者に浴びせることができます。
これは
「価格だけ安けりゃイイ、ってお客様はうちではいりません。
でもあんた、ちょっと本気でキャンプ、やってみたいんでしょ?」
「はい!(キラキラとした目で即答)」
という洗礼でもあるのです。
大阪のおっちゃんモードでまとめるとこんな感じです。
---------------
ファミリー向けのテント探してるんか。
実際のところ、三万円ぐらいださなええのん買えへん世界や。しゃあない。
安いってだけで飛びついて、あとでエラいことになるのはいややろ?
まぁ、おっちゃんが教えたる。まかしてや。
まずこれ、あんたも知ってるやろ。コールマン。ド定番で一番売れてる。間違いない。
もひとつ、スノーピークって言う会社、知らんかもしれんけど、ええテントや。
なかなかシャレてる。しかも、ええ生地使こてる。そのワリに、けっこう安いんや。
どっちもなかなかのもんやで。
どっちがええか?
そんなん、にぃちゃんの好きなほうにしたらええわ。
キャンプやってみたいんやろ?ケッコウ楽しいで。
ほな、決めてんか。
---------------
・・・お店の立場で考えてみると、こんなところだろうなぁ、と思うのです。
まかなおさんは、その華麗な戦略にまんまと引っかかった訳です。
1.スノーピークってステキブランドがあるんだぁ。知らなかったなぁ。
↓
2.このアメニティドームってテント、なんか高級そうな割に、こっちのコールマンのスタンダード品と同じぐらいの値段だぞ?
↓
3.キャンプ場行っても、きっとコールマンのテントばっかりだろうし、こっち選ぶのはアリじゃね?
そんな完全に先読みされた通りの思考ルーチンによって、スノーピークと言う会社と、アメニティドームと言うテントの存在が、まかなおさんの頭の中に刻み込まれたのでした。
(続く)
↑やっぱりめんどくさいおっさんだなぁと思ったら押してね。
Posted by まかなお at 22:54│Comments(2)
│テント・タープ系
この記事へのコメント
ウフフ。わかるわかる。
私もアウトドアメーカーなんてコールマンくらいしか知らなくて、初めて連れてってもらったキャンプ場。
その日がやたらめったらコールマン率の高くて、グリーン一色のキャンプ場の中で一輪咲く花!
あなたのそのテントはナニ?
ロゴをみたら「スノーピーク」帰宅後調べればアメド。
ああ。私も買うならアメドよ。アメド。
お小遣い貯めればそんな無茶な値段じゃないもの!なんて思ってた日々を思い出しました。
ま。私は結局、量販店で余裕でコールマンのテントを買いましたけど、まかなおさんはそうはいかないんでしょ?紆余曲折しちゃうんでしょ?
どんなテント買うのかなー?
その過程も含め、今回もどえらい楽しみにしとるでねー。
私もアウトドアメーカーなんてコールマンくらいしか知らなくて、初めて連れてってもらったキャンプ場。
その日がやたらめったらコールマン率の高くて、グリーン一色のキャンプ場の中で一輪咲く花!
あなたのそのテントはナニ?
ロゴをみたら「スノーピーク」帰宅後調べればアメド。
ああ。私も買うならアメドよ。アメド。
お小遣い貯めればそんな無茶な値段じゃないもの!なんて思ってた日々を思い出しました。
ま。私は結局、量販店で余裕でコールマンのテントを買いましたけど、まかなおさんはそうはいかないんでしょ?紆余曲折しちゃうんでしょ?
どんなテント買うのかなー?
その過程も含め、今回もどえらい楽しみにしとるでねー。
Posted by 磯野☆米炊くの助 at 2013年08月13日 00:12
磯野さん
毎度ありがとうございます。
そんなもんっすよね。まったくもって。
紆余曲折しますので、あたたかく見守りつつ、
またコメントをお願いします。
このシリーズ、自分でもやばい感じがします(笑)
毎度ありがとうございます。
そんなもんっすよね。まったくもって。
紆余曲折しますので、あたたかく見守りつつ、
またコメントをお願いします。
このシリーズ、自分でもやばい感じがします(笑)
Posted by まかなお at 2013年08月13日 07:05